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SWELLユーザーは他のテーマへ簡単に乗り換えられない現実を知るべき

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ブロックエディタ対応のテーマとしてSWELLは大変人気があります。

2024年現在、SWELLの利用サイト数は1位だそうです。

SWELLが成功したのは他のテーマからの乗り換えをサポートしたことも大きいでしょう。

しかし、SWELLユーザーの皆さん、SWELLから他のテーマに乗り換える時にはSWELL専用ブロックを使っている部分は表示が崩れてしまうことはご存知でしょうか?

SWELLの開発はいつ止まっても不思議ではない

SWELLが未来永劫開発を続けてくれる保証は一切ありませんし、SWELLのビジネスを売却しない限りは有志が開発を継続する可能性も低いです。

SWELLのサイトを他のテーマに切り替えると起こること

SWELLに組み込まれた専用ブロックはテーマを切り替えた瞬間表示されなくなるか、デザインが崩れてしまいます。

SWELLは新規利用者の間口は広いですが、他テーマへの切り替え時のことは全く考えられていません。

他テーマへ乗り換えを積極的にサポートしているテーマというのは存在しないのは当たり前なので、SWELLに限った話ではありません。

Gutenbergの拡張ブロックはプラグイン型式で提供していればテーマ切り替え後も使い続けられるのですが、国内テーマはテーマに専用ブロックを組み込んでいるものばかりです。

一昔前であれば、テーマ毎にショートコードが提供されていたため、テーマを切り替え後は使えなくなったショートコードがそのまま表示されるというだけで済みました。

その場合は、自前でショートコードを書いたり、元のテーマから移植すれば他のテーマでも使うことができました。

SWELL専用ブロックは他のテーマでは使用できない

テーマ専用ブロックは基本的に他のテーマでは使えません。

テーマを無効化した時点で他のテーマからはそのブロックが見えないからです。

そうなると、記事を大量に書いている場合は、ブロックをすべて手作業で置き換える必要が出てきますので、現実的じゃないことはご理解いただけるのではないでしょうか。

これはSWELLに限ったことではなく、国内テーマ全般に言えることです。

例外はSnow MonkeyやLightningなどブロックをプラグインで提供しているテーマです。

専用ブロックを置き換える時は、テキストの置換に頼る方が簡単です。

DB内部の正規表現を使った置換になりますが、無料プラグインで正規表現をサポートしているプラグインはSearch regexぐらいです。

Search regexも本格的に使うと不具合が多いのであまり使いたくはありません。

そうなるとwp cliのsearch-replaceコマンドを使うことになりますが、正しく変換できるまでは慎重な作業が必要になります。

SWELLのようにカスタマイズの自由度は低いまま、ユーザーの要望をテーマ専用ブロックで実現することで付加価値を付けているようなテーマの場合、将来的に身動きが取れなくなる可能性があります。

記事を大量に書く場合は、テーマの選択は将来性、開発の継続性を考えて、慎重に行った方が良いでしょう。

SWELLから他テーマに乗り換え需要が発生するタイミング

最近新しくリリースされたテーマにJIN:Rがあります。

JIN:RはJINの後継テーマですが、JINユーザーでもJIN:Rを新規購入しないと使えませんから、完全な新規テーマです。

JINからJIN:Rというような姉弟テーマの場合は乗り換えプラグインがサポートされるようですが、他のテーマからJIN:Rへの乗り換えに対しては乗り換えプラグインは存在していません。

JIN:RとSWELLの違いは殆どないです。

SWELLからJIN:Rに乗り換えを考えた時に、乗り換えの大変さとテーマ変更のメリットを天秤にかけると乗り換えるメリットの方が少ないので、SWELLに明らかに不満がある場合以外は、乗り換える人は少ないでしょう。

SWELLはFSEに対応せず様子を見ている状態ですが、ユーザーが多いのでFSEに対応することは無さそうです。

対応するとすれば別テーマになると思いますが、SWELLの開発が忙しいので、他のテーマがFSEテーマに切り替わるタイミングでSWELLは後れを取る可能性が高いです。

FSE対応テーマで素晴らしいテーマが出てくると、SWELLからの乗り換え需要が発生して、この問題は表面化するとおもいます。

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