SWELLの利用規約が改定⇒複数サイトにテーマの使いまわしは可能か?
SWELLは最近よく利用規約を改定しています。
利用規約変更部分
- 利用者は、本テーマを利用して本テーマを購入していない第三者のサイトを制作(以下、「代理制作」といいます。)する場合、以下の項目を厳守する必要があります。
- 代理制作を行なう場合、そのサイトを管理し運営する者(以下、「サイト所有者」といいます。)に対して本テーマのユーザー認証システムについての説明を行い、さらにサイト所有者が管理するメールアドレス(以下、「サイト所有者のアドレス」といいます。)を使用する場合に限り、サイト所有者の代理人として本テーマを購入(以下、「代理購入」といいます。)することができます。
- 代理購入を行なう場合、第7項の規定にかかわらず、代理購入時に使用したサイト所有者のアドレスを用いて、サイト所有者に代わってユーザー登録(以下、「代理登録」といいます。)を行うことができます。さらに、第8項の規定にかかわらず、代理登録したアカウントを利用して代理制作を行うサイトのユーザー認証を代理で行うことができます。
- 代理購入を行なう場合、代理登録と代理認証を行った上で、そのアカウント情報をサイト所有者へ譲渡する必要があります。
- 代理購入を行なわずに代理制作を行う場合、第8項の規定にかかわらず、そのサイトを管理し運営する者(以下、「サイト所有者」といいます。)から適法にそのサイトを管理する権限を与えられて、サイト所有者に代わって利用者自身のアカウントを介したユーザ認証(以下、「代理認証」といいます。)をすることができます。
- 前項の場合、利用者は、サイト所有者が本テーマの更新ができる環境を維持しなければなりません。
- 利用者がサイト所有者のために前項の環境を維持しない又は維持できなくなる場合、サイト所有者に対して、本テーマの更新ができなくなることを事前に通知し、サイト所有者が本テーマを当社から直接購入するなどの対応がとれるようにしなければなりません。
- 代理認証又は代理購入を行なう場合、代理制作を行った利用者のみならず、サイト所有者に対しても、本規約の「利用者」に関する各規定が適用されます。
代理購入
代理購入⇒代理登録して、アカウント情報を譲渡するのであれば、テーマ購入代金が別途発生します。
最終的にアカウントを譲渡するなら、最初からサイト所有者が購入すればいいので、なぜこんな規約があるのか謎な感じがしますが、代理購入してアカウント情報を伝えない場合に起こる問題点があるからです。
SWELLのテーマ認証は、ドメインが変更になるたびに再認証が必要になります。
例えば、今のサイトのドメインを変更したいとして、ドメインを変更したサイトに移転すると、SWELL認証は解除され、再度認証を促されます。
認証するには、メールを受信して、SWELLユーザーアカウントにログインする必要があります。
認証メールを受信できるのがサイト制作者のみの場合は、サイト所有者はSWELL認証ができません。
代理購入する場合は、メールアドレスはサイト所有者のものでなければならない理由はそのためです。
代理認証
代理認証というのは、第三者のサイトをSWELLで制作した場合、サイト制作者のメールアドレスで認証することを指します。
代理認証は一度すれば、再度認証を要求されることが無い限りは、何の問題も無くアップデートを利用できます。
しかし、SWELL側が何らかのタイミングで再度認証を有効化したり、ドメインを変更する場合は、サイト所有者には認証メールが届かないので、サイト所有者はSWELL認証できずに死ぬことになります。
サイト制作者は、SWELL認証したサイトを納入して終わりというのが通例ですので、きちんとSWELL認証し続けなさいということだと思います。
まとめ
SWELLを使ってサイト制作が行われた場合は、今後もSWELL認証を有効化するために、サイト所有者がSWELLアカウントのメールアドレスとアカウント情報を所有するか、サイト制作者がSWELL認証の面倒を見続けないと、SWELL認証が必要な時に困るわけです。
そのクレームがSWELL側に来たことがあって、今回の規約改定になったのだと思います。
テーマ代の請求こそなかったが、コピー品で制作だけして認証は通さず放置され、しばらくしてからアップデートできずに困って問い合わせしてくる…とい方が最近多いです。
— 了🌊SWELL | Arkhe開発 (@ddryo_loos) July 6, 2022
ココナラ等で(特に匿名の人に)制作依頼をする際は、ご自身でテーマを購入してから依頼することをオススメします。
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