SWELLの「乗り換えサポートプラグイン」は本当に使えるのか?
SWELLはテーマ購入者に提供されている他のテーマからの乗り換えプラグインがあります。
この乗り換えプラグインはテーマを購入するまで使うことはできません。
SWELLの乗り換えサポート用プラグインは使える?
実はこの乗り換えプラグインは、他のテーマのショートコードをSWELLでも展開するようにするコードが含まれているだけです。
旧テーマのショートコードやCSSを一部引き継ぐことができる 乗り換えサポート用プラグイン をSWELLではいくつか用意しております。
他のテーマの専用ブロックはもちろん置き換えてくれません。
ブロックエディタ導入当初であれば、乗り換える前のテーマはショートコードで機能を実装していたテーマが多かったと思います。
しかし、今ではショートコードを使ってないテーマが増えていますので、他のテーマからの乗り換えプラグインはそれほど機能しないのが現実です。
専用ブロックを持つ有料テーマを使っていて、記事を大量に書いている場合、乗り換えプラグインはほぼ役に立ちません。
それを知らずにSWELLを購入してしまうと、購入者は期待外れな結果になると思いますので、注意が必要です。
専用ブロックを使ったテーマからの乗り換えは記事のリライトが基本
SWELL自体が専用ブロックの塊のようなテーマです。
SWELLから他のテーマへの乗り換えプラグインが世の中で提供されていないのは、SWELLのブロックを他のテーマで表示することができないからです。
ブロックエディタで置いたブロックは、サイトを表示する時に実際のHTMLコードに展開されます。
展開する処理はテーマが行いますので、別のテーマに切り替えてしまうとブロックが表示できなくなります。
海外のテーマではテーマ専用ブロックがあったとしてもプラグインで提供されるのが基本ですので、他のテーマに切り替えてもある程度は表示できます。
しかし、日本のテーマはSnow Monkeyをのぞいてユーザーの抱え込みのことしか考えていないのでガラパゴスな実装になっています。
WordPressのFSE対応が進むにつれて、将来的にSWELLは古いテーマとなり、Wordpressの機能を十分に使えなくなる可能性が高いです。そうなる前に、SWELLは別プロダクトに切り替わっていくでしょう。
SWELLはサブスクライセンスではないので、JIN:Rのように旧ユーザーを切り捨てて、再度課金しないとバージョンアップできないようなムーブになるのではないかと思います。
まとめ
フォーラムにSWELL作者が登場する機会も減ってきており、SWELL自体の開発はあまり活発には行われていない感じがします。裏で別のテーマを開発している可能性もあるでしょう。
そうなった時に、SWELLのユーザーが増えすぎている現状において、ユーザーを路頭に迷わせないようにどのような対応になるのか、興味深いです。
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