SWELLの高速化で検索するとなぜかWPロケットを推すアフィリエイト記事が1位で出てきます。
WPロケットは年額サブスクリプションの有料プラグインです。
SWELLユーザーはアフィリエイターが多いので、SWELLの解説記事で奨められている有料プラグインなどは不要なものが多いので注意しましょう。
SWELLユーザであれば、WPロケットは無くても無料プラグインで全てカバーできますので、WPロケットは不要です。
WPロケットは年額サブスクリプションの有料プラグイン
WP Rocketは、WordPressサイトのパフォーマンスを向上させるためのキャッシュプラグインです。一般的には、このプラグインを使用することでサイトの読み込み速度が向上し、ユーザーエクスペリエンスが改善されます。
WPロケットは有料プラグインですが、有料プラグインにありがちな年額サブスクリプションになっています。
プラン | 料金 | サイト数 |
---|---|---|
Single | $59 / year | 1 |
Plus | $119 / year | 3 |
Infinite | $299 / year | 無制限 |
円安ドル高ですからドル建ての料金だと日本円に換算すると結構な値段になってることがわかるでしょう。
WPロケットを導入するデメリットは?
WPロケットを導入する場合、以下のようなデメリットがある場合があります。
- コスト
- セットアップが複雑
- 互換性の問題
- サイト更新時の手動キャッシュ削除
- 不要な機能が多い
- 多言語サイトに対応していない
1.コスト
WP Rocketはプレミアムプラグインであり、使用するにはライセンス購入が必要です。そのため、他の無料のキャッシュプラグインと比較してコストが高いと感じる場合があります。
2.セットアップが複雑
WP Rocketは多くのカスタマイズオプションを提供していますが、初めて使用する場合はセットアップが複雑になることがあります。そのため、導入に時間がかかる場合があります。
3.互換性の問題
WP Rocketは、一部のテーマやプラグインと互換性がない場合があります。そのため、導入後にサイトが正常に動作しなくなる可能性があります。
4.サイト更新時の手動キャッシュ削除
WP Rocketは、サイトのページをキャッシュすることにより、読み込み速度を向上させますが、サイトを更新するたびに手動でキャッシュをクリアする必要があります。
5.不要な機能が多い
WP Rocketは、多くのカスタマイズオプションを提供していますが、すべての機能が必要なわけではありません。必要のない機能をオンにすることで、サイトの読み込み速度が遅くなる場合があります。
6.多言語対応の限界
WP Rocketは、多言語のサイトに対応していますが、他のキャッシュプラグインと比較して多言語サイトに特化した機能や設定が欠ける
多言語対応しているキャッシュプラグインの一例を以下に示します。
- W3 Total Cache
- WP Fastest Cache
- LiteSpeed Cache
- Comet Cache
- Cache Enabler
- Autoptimize
- WP Super Cache
- Hyper Cache
- Breeze
- Swift Performance Lite
WPロケットを無料で使うには?
WPロケットは無料版がありません。
WPロケットの一部の機能を無料プラグインで使う
しかし、WPロケットの一部の機能は無料のプラグインとして提供されています。
提供されているのは3つです。



WPロケットのページキャッシュの部分は無料プラグインとしては提供されていません。
WPロケットの無料版がダウンロードできても使用厳禁なワケ
WPロケットの無料版というのは存在しませんので、ネットで検索してダウンロードするのは止めましょう。
SWELLはWPロケットの機能をほぼ取り込んでいます
WPロケットは性能が良い高速化プラグインですので、WPロケットにある機能は無料プラグインであったりテーマの機能などに取り込まれています。
特にSWELLはWPロケットにあるような高速化機能をテーマに取り込んでいることを売りにしています。
ですから、SWELLユーザーは、ページキャッシュプラグインを導入していれば、WPロケットを導入するメリットはほぼ無いでしょう。
WPロケットにある機能
- Caching
Basic cache options
- File Optimization
Optimize CSS & JS
- Media
Embeds, WebP and Image Dimensions
- LazyLoad
Lazyload for images, iframes and videos
- Preload
Generate cache files, preload fonts
- Database
Optimize, reduce bloat
- CDN
Integrate your CDN
- Heartbeat
Control WordPress Heartbeat API
- Advanced Rules
Fine-tune cache rules
WPロケットの対抗馬はLitespeed cache
WPロケットというのはページキャッシュプラグインにautoptimizeに代表される『HTML、CS、JSのコード圧縮』や画像などのlazyloadなど、細かな高速化施策を組み込んだプラグインです。
従来、page speed insightのスコア改善、コアウェブバイタル対策には、無料のページキャッシュプラグインとautoptimizeを組み合わせるのがスタンダードでした。
WordPressサイトで使える無料のキャッシュプラグインの定番は3つあります。
WP fastest cacheは無料版ではモバイルキャッシュが使えない制限がありますが、設定が簡単なので人気があります。
W3 Total cacheやWP Super Cacheは多機能ですが設定が難しく、初心者向けではありません。
しかし、ネットには設定記事が溢れていますので、それらを見れば特に問題なく使えます。
これらのプラグインはキャッシュプラグインなので、高速化施策の部分は他でカバーするか、おまけ程度の機能しかないので、他のプラグインと組み合わせて高速化するのが一般的でした。
そんな中、autoptimizeの機能をほぼ取り込んだ無料のページキャッシュプラグインとして、litespeed cacheが登場し、状況が変わります。

litespeed cacheに足りないものはjavascriptの遅延読み込みとWebp変換ですが、javascriptの遅延読み込みはSWELLのテーマに備わっています。

つまり、SWELLにlitespeed cacheとWebP変換を導入するとWPロケットと同じ状態になりますから、SWELLユーザーはWPロケットは不要と言えます。
SWELLと使うことでWPロケットを不要にするプラグイン
ページキャッシュプラグイン
SWELLの高速化機能を使いつつ、litespeed cacheを導入すればWPロケットは不要です。
litespeed cacheはLitespeedサーバー専用と思われていますが、Apache でもnginxでも使えますからガンガン使っていきましょう。
コード最適化(CSS/Javascript)
SWELLの高速化機能を使いつつ、litespeed cacheを導入すればWPロケットは不要です。
webPの生成プラグイン
Webpの生成はwebp Expressがおススメです。

まとめ
SWELLはよくできたテーマですので、テーマ自体にキャッシュの機能が豊富にありますので、特にプラグインを導入しなくても十分に高速なテーマです。
しかし、ページキャッシュプラグインを導入するとページの表示が少しだけ早くなりますのでページキャッシュプラグインを導入する方がよいです。
あとは、フォーラムなどでCWVの問題などは勝手にユーザーが報告してくるので、テーマ側で逐一対応してくれています。
コメント